ブルーベリー
生でも美味しいし、お菓子との相性は抜群。結構、無農薬栽培の適正もあるので、なんとか自給生活に組み込みたいと思っていました。
構想から何年たっただろう、、、よいよ、ブルーベリーの自給に挑戦できる日が来ました。

まずは基礎知識の整理
ブルーベリー栽培のポイント
栽培の難易度
普通(適切な品種を選び、土壌を整えれば比較的育てやすい)
有機栽培する上での注意点
- ブルーベリーは酸性土壌を好むため、土壌pH管理が重要。
- 有機栽培では、ピートモスや腐葉土などの天然の酸性資材を利用する。
- 病害虫がつきにくいが、カメムシ類や鳥害に注意が必要。
- マルチングを行い、乾燥を防ぐと同時に雑草抑制する。
気温
- 生育適温:18~25℃
- 育たなくなる温度:30℃以上で成長が鈍化し、35℃以上でダメージを受ける
根の形状
側根(細かい根が広がる)
栽培に適する土の特徴
- 酸性土壌(pH4.5~5.5)を好む
- 水はけがよく、適度に保水性のある土壌が必要
- ピートモスやバーク堆肥を混ぜるとよい
生育に必要なミネラル要素
- 窒素(N):葉や枝の成長を促進
- リン酸(P):花芽の形成や果実の成長に必要
- カリウム(K):根の発達と果実の品質向上
- 鉄・マグネシウム:葉の健康維持(酸性土壌では不足しやすい)
追肥は控えめに
- 春と収穫後に、有機肥料(魚粉や発酵油かす)を少量施す
- 過剰施肥すると根が傷むため注意
栽培可能な植え付け時期
11月~3月(落葉期の冬が適期)
※苗の購入時期によっては春植えも可能
収穫までにかかる日数
2~3年(苗木から)
※種からの場合は5年以上かかる
注意すべき病気と害虫
- 病気:
- 根腐れ病(水はけが悪いと発生)
- 炭疽病(高温多湿で発生しやすい)
- 害虫:
- カイガラムシ(樹液を吸い成長を妨げる)
- ハマキムシ(新芽を食害する)
- 鳥害(ネットをかけて防御が必要)
鉢植えする場合の鉢の容量と植え付け株数
- 鉢の容量:15~20L以上(大型のプランターや鉢が必要)
- 植え付け株数:1鉢に1株が基本
- 鉢植えのポイント:
- 根が細かく広がるため、深めの鉢を使用
- ピートモス7:鹿沼土3の配合が適している
- 定期的な酸性資材の補充が必要(硫黄粉やピートモス)
品種の選定
ブルーベリー栽培の魅力の一つに品種の選定があります。
非常に沢山の品種があるので悩みはつきないけど、実際どれほど差があるのかは不明。
ブドウのように果実の見た目で品種が分るほどの差はないからなおさら。
ネットで得られる特徴から勘とフィーリングで品種を決めました。
来年には独自の評価をつけたいです。
サザンハイブッシュ系
・サンシャインブルー
・ミスティー
・オニール
・シャープブルー
ラビットアイ系
・ブライトウェル
・パウダーブルー
選定したブルーベリーの特徴(ネット情報)
サンシャインブルー
🌱 栽培上の特徴
サザンハイブッシュ系の品種で、耐寒性と耐暑性のバランスがよく、関東地方でも育てやすいブルーベリーです。特に暖地向きで、冬の低温要求量が少なく、温暖な地域でも実付きが良いのが特徴。自家結実性が高いため、1本でも収穫できます。
🍴 食味の特徴
甘みと酸味のバランスが絶妙で、ジューシーな果肉が魅力です。果実は比較的小ぶりですが、味が濃厚で香りも良く、フレッシュなまま食べるのが特におすすめ!
ミスティー
🌱 栽培上の特徴
サザンハイブッシュ系の品種で、生育が旺盛なため、育てやすい品種の一つ。低温要求量が少なく、比較的温暖な気候でも花芽がつきやすいのが特徴。自家結実性はあるものの、異なる品種と一緒に植えると収量が増えます。
🍴 食味の特徴
果実は大粒で、甘みが強く、酸味は控えめ。皮が薄く、口当たりがとても良いので、生食向き。ジューシーで香り高く、フルーツ好きにはたまらない品種です!
オニール
🌱 栽培上の特徴
サザンハイブッシュ系の中でも特に早生品種で、春先にいち早く収穫できるのが特徴。樹勢はやや強く、しっかりとした管理をすれば安定した収量が期待できます。乾燥にやや弱いので、水やり管理が重要。
🍴 食味の特徴
ブルーベリーの中でもトップクラスの甘みとコクを持ち、酸味は控えめ。果肉がやわらかく、フレッシュな状態で食べるのが一番美味しい品種です。ジャムやスムージーにも最適!
シャープブルー
🌱 栽培上の特徴
サザンハイブッシュ系で、関東地方でも育てやすい品種。低温要求量が少なく、冬の寒さにも比較的強いのがポイント。生育が旺盛で、剪定をしっかり行えば長年にわたり収穫を楽しめます。
🍴 食味の特徴
甘みと酸味のバランスが良く、しっかりとした味わい。果実はやや小ぶりですが、香りが良く、ブルーベリーらしい風味が濃厚です。生食はもちろん、ヨーグルトやパンケーキのトッピングにもおすすめ!
ブライトウェル
🌱 栽培上の特徴
ラビットアイ系の代表的な品種で、暑さや乾燥に強いのが特徴。低温要求量が高めなので、温暖な地域向きですが、関東地方でも問題なく育てられます。異なるラビットアイ系の品種と一緒に植えると結実率が上がります。
🍴 食味の特徴
甘みが強く、酸味が少なめで食べやすいのが特徴。果肉がしっかりしていて食感も良く、フレッシュでも加工用でも美味しく楽しめます。
パウダーブルー
🌱 栽培上の特徴
ラビットアイ系の品種で、病気に強く、育てやすいのが特徴。関東地方の気候にも適応しやすく、収量も多いので家庭栽培にも向いています。ブライトウェルと相性が良く、受粉を助けるために一緒に植えるとよいでしょう。
🍴 食味の特徴
果実にはほんのり白いブルーム(果粉)がつき、まるでパウダーをまぶしたような見た目が特徴的。甘みがあり、ジューシーで香りが強く、酸味は控えめ。お菓子作りにもぴったりの品種です!
🌿 まとめ
選んだ品種を特徴でまとめると、こんな感じ。
- 丈夫に育って欲しい → サンシャインブルー、シャープブルー
- 甘みを重視 → オニール、パウダーブルー
- 大粒でジューシー → ミスティー、ブライトウェル
長くなったので植え付けは別に書きます。

コメント